OpenQRMの初期設定

インストールした後、Webの管理画面(http://localhost/openqrm/)にアクセスして行うOpenQRMの初期設定。

step1

NICは一枚しか刺さっていないので、eth0を選択してnext。


ちなみに後から分かったことではあるが、このstep1の設定は、$OPENQRM_SERVER_BASE_DIR/web/base/configure.phpsedコマンドにより$OPENQRM_SERVER_BASE_DIR/etc/openqrm-server.confを書き換えるようになっているが、バグにより機能していないようだ。(sedコマンドが不正で、/var/log/messagesにsedコマンドのエラーが吐かれていた。)
よって、ネットワークインターフェースをopenqrm-server.confの設定から変更する場合、ファイルを直接編集しなければならない。

step2

mysqlしかインストールされていないので、mysqlを選択してnext。
次に、データベース設定画面になる。
そのままInitializeでいいのか?と思いとりあえずポチる。
しかし反応なし。
ログを色々見ていると、/var/log/httpd/error_logに

sh: /usr/local/openqrm-4.8/openqrm/sbin/openqrm-exec: Permission denied

の記述を発見。
当該ファイルにはちゃんと実行パーミッションが付いているみたいだが?
ググってみると、
http://sourceforge.net/projects/openqrm/forums/forum/519722/topic/3742386
に情報があった。
SELinuxを無効にしろとのこと。
無効にした後再度ポチるが、やはり反応なし。
再度/var/log/httpd/error_logを見ると、

mysql_pconnect(): Can't connect to local MySQL server through socket '/var/lib/mysql/mysql.sock' (2) in /usr/local/openqrm-4.8/openqrm/web/base/include/adodb/drivers/adodb-mysql.inc.php on line 383

ってある。
もしかしてmysqlの設定は自分でやらないといけない?
確かに、netstatでみたときにmysqlがlistenしていないのは気になってはいたんだよな。
とりあえず、

# /etc/init.d/mysqld start

したところ、コマンドラインからrootパスワードが空で繋がる状態みたいなので、管理コンソール上のrootパスワードも空にしてもう一回ポチる。
しばらく待った後、初期画面が表示された。
mysqldは忘れずchkconfigで自動起動するようにしておく。
rootパスワードが空とか、SELinuxを無効にしたりとか、ちょっとやっつけだが、とりあえず動いた。
ビルド時から色々エラーが出たのでかなり苦戦した。
しかし、これだけのミドルウェア群がこれだけの手間で連携して動くとか、ちょっと感動するな。